蝶の舌

99年/スペイン 監督:ホセ・ルイス・クエルダ 出演:フェルナンド・フェルナン・ゴメス、マヌエル・ロサノ


 劇場で観ました。スペイン内戦前夜、老教師と感受性豊かな男の子の邂逅を別れを描く…というおよそ私とは縁も紫蘇ゆかりも無いようなシロモノですが、結構良かったです。まずスペインの田舎町の風景が絵のように美しい。私も田舎生まれ育ちなのですが、あんなどこを切り取っても絵葉書になりそうな風景ってのは西洋ならではのものなんでしょうか。ウットリ。

 そして子役がいい!最近の子役っていうと「上手いのが当たり前」で何か可愛気が無いのですが、この映画の主役の子は本当にその辺に転がっていそうなガキで、そこがよい。原作が3本の短編小説という事もあってか、エピソードが詰め込み過ぎだとかこのテの単館系映画にありがちなダレダレした展開がかったるいだとか色々文句はありますが、(の割りにはカット割が妙に早いんだが)とりあえず最初っから読めるオチの台詞まで含めてまあ良い映画なのではないでしょうか。自主的には観に行く事はなかったろうけどなー(その時の連れの提案だったのだ)。


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