死霊のはらわた

83年/米 監督::侍Me! 出演:ブルース・キャンベル、エレン・サンドワイズ


 サム・ライミの映画に関してはサラリーマン時代仕事で一発でかいミスをやらかしてしまったので(『ギフト』の原稿を書く仕事があったのだが、文章内で死んでいない人間を殺してしまったうえ載るギリギリまで気付かなかった。要するにビデオを観ないで適当に原稿を書いてしまったのです)熱く語るのをちょっとはばかっていたのですが、もうこればっかりは!好き好き大好きEVIL DEAD!!!肉体派アクション俳優でブルースつったら勿論キャンベルだろ?漢は電ノコグルーヴィィィィィイ!!!それにしてもやっぱり1は最高恐いわ…。『スパイダーマン』の監督さんのデビュー作ねという事で気楽に観てしまうギャルもいると思いますが(いねえよ)、警告!1はマジで怖い!夜中に観る場合はシビンと代えのパンツを用意する覚悟で。トイレ行けませんよ!ついでにグロさでもシリーズ最高峰なので、不定形の物(もんじゃ、ピザ、とろろそば、しもつかれ←栃木の郷土料理。死ぬほどマズくて形態はゲロそっくり)は観賞前後には食べないほうが吉。本当に何回観ても怖いのよ〜。個人的には『悪魔のいけにえ』より怖いです。(以降便宜上一作目を1と呼ばせていただきます)

 ストーリーは至って単純で、超山奥のボロい小屋に遊びにきた男女5人がそこに残されていたテープレコーダーを再生したら、そこには邪悪な死霊を呼び覚ます呪文が吹き込まれておりアッという間に静かな山小屋はモツ屋が爆発したような内臓プールになってしまうという、まさにお好きな方にはたまらん展開。随所に『悪魔のいけにえ』テイストが見られますが、このパワーはただもんじゃないぜ!その後右手にチェーンソー、左手に銃身をつめたショットガン(大好きv)を持ち死霊どもと激闘を繰り広げるヒーローとしてフィギュアにまでならはったシリーズ看板キャラクター・アッシュ(=ブルース・キャンベル様)のデビュー作ですが、ここでのアッシュはまだ得体の知れない死霊におびえる大人しい美青年。ブルキャン様はジム・キャリーを筋肉質にしたようなというか原田泰造をガイジンにしたようなというか、そんなルックスの方ですが私の中では美青年です。スタイルむちゃくちゃいいしな。

 とりあえず映画が始まってからの90分は音楽に例えるとスリップノットの新メンバーにドビュッシーが加入したというか、パンテラのボーカルが急遽ビョークになったというか、ハードコアと叙情と得体の知れなさをない交ぜにした怒涛の異空間を体験できる素晴らしい時間になること請け合い。ラストシーンのその瞬間まで気を抜けない驚異の映画です。エロあり笑いあり恐怖あり男泣きありの80年代ホラー最高傑作!見るからに金がかかってなさそうな画面ですがその分カメラワークやら音響やらでばっちり補っていて、やっぱ映画作りはセンスやなあと思った次第。ちなみにスピーディな編集はコーエン兄ことジョエル・コーエンが担当。ブルキャン様は共同製作もしてます。


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