ヤング・ブラッド

01年/米 監督:ピーター・ハイアムス アクション監督:熊欣欣 出演:ジャスティン・チェンバース
ミーナ・スヴァリ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ニック・モラン
頑張ったで賞:ティム・ロス


 新宿東急封切鑑賞。そういや『猿の惑星』もオデヲンで初日に観た気が。「ティム・ロスの出てる大作は初日に歌舞伎町で」がジンクスに?で、雨という事もあり席はがらっがら、多分夜まで寝てそうな労務者おっさまライ・バイ・ミー。う〜ん新宿気分。

 で、映画の方ですが、イングランドの黒き薔薇・チムロスの魅力が70%くらい花開いて(中途半端)いるナイスバトルムービーでした。元の「三銃士」は大好きなお話だし(かなりアレンジされてましたが。ついでに昔NHKでやってたアニメ三銃士がオタク始まりな私)、第二のスーザン・サランドン、ミーナvアメリカンビューティーvスヴァリ嬢がんもうキラッキラに中世コスプレ大全開で、妙な所で宿屋のオヤジに感情移入してしまったりと(観てのお楽しみ。どうせ業の深い女よ私は)、娯楽作としてはオッケーオッケー!問題無し!そうとでも思わないと!

 んで何よりこの所躍進すさまじい(もう完全にポストベティ・デイヴィスなんだな、この人)カトリーヌ・ドヌーヴがいい!風船とゴムの差もまだ知らぬ頃『昼顔』を観て異様にドキドキしていたマセガキの大島さんですが、あの頃より今の方がずっといい。かっこ良過ぎる。若い頃は全然感じられなかったユーモアがこの10年くらいの作品でバシバシ出てきて、ギャグがやれる年増女が大好きな私としては辛抱たまらん状態。踏んでくれドヌーヴ様(この日記に大島さん友人減少カウンターが設置されております。場所はあなたの心の中です)!エンドロールでドヌーヴ様のアシスタントがやたらズラズラ出てくるのにも爆笑しつつ深く納得。ちなみにチムロスのは見つからず。
 
 中身は香港とハリウッドの強引な所だけ混ぜたようなというか…。思わず元アーケードで鳴らしたゲーマーとして銀幕の前でコントローラーを握りたくなっちゃいましたよ。本当にコントロールできたら文句なかったんですが。猿惑の直後という事もあってか、チムがちゃんと動けていたのが嬉しかった。でもリック・ベイカーの呪縛がそこここに…。TVスポットでお馴染みハシゴシーンでは思い切り猿が入っていて笑いました。うきー。チムロス全身黒レザーでキメまくっていて、役は腐乱スでも心はライミーなパンクス魂をアピール。リシュリュー枢機卿を垂らし込み、タチの悪い愛人っぷりを全開させています。というか絶対“ミーナ・スヴァリに殴る蹴るじゃない方の暴行を加えるシーン”はあると思ったんだが(公式サイトの某ゲームでもそのような雰囲気を漂わせておったし…)、一個も女とのカラミが無いでやんの。ロブロイ魂はどうしたロス!今回は孕ませないのか!
 あまり映画を腰から下で語り過ぎるのもナニなんでもう止めますが、ダルタニアンの子も可愛かったしマッドマックス2みたいな馬車チェイスもあったしで、2回見る気にはなれんが退屈はしませんでした。元からあんま期待はしてなかったしな(笑)。


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